ギター初心者がつまずきやすいポイントのひとつが、
- 音がイマイチ
- 弾きにくい
- 何を直せばいいのか分からない
という状態です。
このとき、ネットを調べると
- ピックアップ交換
- 配線交換
- ブリッジ交換
といった「改造」の話が目に入りやすいですが、
結論から言うと、初心者が最初にやるべきことは改造ではありません。
この記事の目次
結論|最初にやるべきは「調整」、改造は一番後ろ
はっきり言います。
初心者のギター不満の8割以上は「調整不足」が原因
音が悪い、弾きにくい、チューニングが合わない。
これらはほとんどの場合、
- 弦が古い
- ネックが合っていない
- 弦高が合っていない
この3点で説明がつきます。
初心者が「やらなくていい改造」
まず、最初に手を出さなくていいことを整理します。
ピックアップ交換
- 音の違いが分からない段階
- 弾き方が安定していない段階
この状態でPUを変えても、
違いを判断できず、無駄になりやすいです。
ポット・配線交換
- ガリが出ていない
- 音が出ている
この状態なら、
触る理由がありません。
「良くなる気がする」で触ると、
逆にトラブルを増やします。
ブリッジ交換
- 弦高・オクターブが未調整
- 弾きにくい原因が未特定
この状態でブリッジを変えても、
問題は解決しません。
初心者が「必ずやるべき調整」3つ
① 弦交換(最優先)
初心者ギターで一番多い問題は、
弦が終わっていることです。
- 錆びている
- 伸びきっている
- チューニングが安定しない
弦を新品に変えるだけで、
- 音のハリ
- チューニング安定性
- 押さえやすさ
が一気に改善します。
👉
最初にやる価値が一番高い作業です。
② ネック状態の確認(トラスロッド)
弦高が高い原因の多くは、
ネックの順反りです。
- 弦を張った状態で
- 1フレットと最終フレットを押さえ
- 中間の隙間を見る
隙間が大きすぎる場合、
弦高が無駄に高くなります。
※ここで重要なのは
**「いきなり回さない」**こと。
- 1/8回転
- 少しずつ
- 日をまたいで確認
これが鉄則です。
③ 弦高・オクターブ調整
ネックが適正でも、
- サドルが高すぎる
- オクターブがズレている
と、
押さえにくさ・音程の違和感が残ります。
この2点を整えるだけで、
「別のギターになった」
と感じることも珍しくありません。
実録|調整をしなかった結果、何が起きたか
ここで、実体験を少しだけ。
以前、
中古で安く手に入れたギターを
「まあ弾けるから」と
調整せずに使い続けたことがあります。
結果、
- 6弦だけオクターブが合わない
- ハイポジションで音程が不安定
- なんとなく弾いていて気持ち悪い
原因は、
- ネック順反り
- 弦高過多
- 古い弦
この3点でした。
PUでも配線でもなかった。
調整後は、
- 音程の違和感が消え
- 弾くストレスが激減
「なぜ最初にやらなかったのか」と
本気で後悔しました。
不安なら楽器店に出すのも正解
自分でやるのが怖い場合、
- 弦交換
- ネック調整
- 弦高・オクターブ調整
これをまとめて
3,000〜5,000円程度でやってくれる楽器店も多いです。
- 新しいギターを買う前に
- 改造に手を出す前に
一度ここにお金を使う方が、
失敗は確実に減ります。
調整に使う最低限の工具(これだけあれば十分)
ここまで読んで
「自分でも少し触ってみたい」と思った人向けに、
最初から揃えすぎない前提で書きます。
結論から言うと、
最初は“3つだけ”で十分です。
① クリップ式チューナー(必須)
- 弦交換後のチューニング
- オクターブ調整
- ネック調整後の確認
これらすべてに必要です。
スマホアプリでも代用できますが、
調整作業中はクリップ式の方が圧倒的に楽。
安価なものでOK。
高精度モデルは不要です。
② 六角レンチ(ギター付属 or 単品)
- サドル調整
- トラスロッド調整
この2つに使います。
注意点はひとつだけ。
サイズを間違えないこと
- 合わないレンチを使う→ ネジ山を潰す→ 修理コース
付属品がなければ、
ミリ規格のセットを1つ持っておくと安心です。
※新品のギターを買うと大体付属してるので購入は不要です
③ 新品の弦(一応、工具扱い)
地味ですが、
一番効果が大きい“工具”です。
- 音が良くなる
- チューニングが安定する
- 調整の判断が正確になる
古い弦のまま調整すると、
- 正解が分からない
- 二度手間になる
ということが起きがち。
調整は必ず「新品の弦」でやる。
これは鉄則です。
最初は「買わなくていい」工具
初心者がよく迷うポイントなので、
あえて書いておきます。
- ノギス
- 専用弦高ゲージ
- 高級ドライバーセット
- リペア用フル工具セット
これらは、
- 調整に慣れてから
- 本当に必要になってから
で十分。
最初から揃える必要はありません。
工具を揃える前に考えてほしいこと
正直に言います。
- 工具を買う
- 自分で調整する
これが不安なら、
楽器店に出す方が結果的に安い場合も多いです。
3,000〜5,000円で、
- 弦交換
- ネック調整
- 弦高・オクターブ調整
をまとめてやってくれるなら、
失敗リスク込みで見ればかなり良心的。
「自分でやる or 任せる」
どちらも正解です。
まとめ|改造は「最後」でいい
- 最初にやるのは改造ではない
- 弦交換・ネック・弦高が最優先
- 音の不満の大半は調整で解決する
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