この記事の目次
最初に結論|メルカリでギターはあり。ただし初心者は失敗しやすい
メルカリでギターを見ていると、
- 店より安い
- うまくいけばお得そう
- でもなんとなく怖い
- 買うのも売るのもトラブルがありそう
こう思う人は多いと思います。
結論から言うと、メルカリでギターを買う・売るのは普通にありです。
ただし、初心者が注意点を知らずに使うと、かなり失敗しやすいのも事実です。
特に買う側は、
- ネック状態
- 電装系
- 写真に映らない不具合
- 返品のしにくさ
あたりでハマりやすいです。
一方で売る側も、
- 梱包が大変
- 送料が高い
- 状態説明が甘いと揉める
- 到着後にクレームになる
という別の難しさがあります。
この記事では、メルカリでギターを扱うときに多くの人が不安に感じる
- 買うときの注意点
- 売るときの注意点
- よくあるトラブル
- メルカリと買取店、どちらが向いているか
を、経験ベースで現実的に整理します。
1.メルカリでギターを買うとき、安さだけで決めると危ない理由
「メルカリで1万5,000円。新品の半額だし、これでいいか」
そう思ってポチろうとしているなら、
一度だけ、指を止めてください。
ギターにおける「安さ」には、ほぼ例外なく理由があります。
そしてその理由は、多くの場合、購入後のあなたに「時間」と「追加費用」として請求されます。
これは例えるなら、「初期設定に5時間かかり、故障率30%の製品を、サポートなしで導入する」ようなものです。
もし職場の誰かが、そんな選択をしようとしていたら、間違いなく私はブレーキをかけます。
実際、私自身も過去に「音出し未確認」の中古ギターを、
安さにつられて購入したことがあります。
届いてみると、ジャックが完全に死亡。
結局パーツ代と修理の手間で、新品が買えた金額になりました。
この時点で、「よし、練習しよう」という気力は、ほぼゼロでした。。。(悲しい)
メルカリと大手楽器店中古の違い
| 項目 | メルカリ・ヤフオク | 大手楽器店の中古 |
| 購入価格 | 最安(定価の3〜5割) | 標準(定価の5〜7割) |
| 検品・清掃 | 基本なし(現状渡し) | プロによるフル検品・清掃済 |
| セットアップ | 自分でやる必要がある | 演奏可能な状態に調整済 |
| 隠れた故障 | 自己責任(泣き寝入り多し) | 店舗保証あり・返品可 |
| リセール価値 | ほぼゼロ(モノによってはジャンク扱い) | 再買取・下取りが可能 |
| トータルコスト | 実は高い(本体+工具+工賃) | 実は安い |
※ 仮にあなたの時給を1,000円とすると、調整とトラブル対応で5時間使った時点で「+5,000円」。
もはや“安く買った”とは言えません。
メルカリでギターを買う側の注意点
初心者が避けるべき3つの地雷
もし中古を探すなら、以下の1つでも当てはまる個体からは、**即座に「撤退」**してください。
もし中古を探すなら、
以下のうち1つでも当てはまる個体からは、即座に「撤退」してください。
① トラスロッドの余裕がない
ネックの反りを直すためのネジが、すでに締まりきっている個体です。
- プロ修理でも数万円
- 直らない可能性も普通にある
補足(重要)
出品写真に「トラスロッドナット部分のアップ」や「トラスロッドの余裕があるかどうか」が一切なく、質問しても写真追加を渋る場合、
それ自体がリスクサインです。
② 「音出し未確認」という名の故障品
「アンプがないので確認できません」
これはほぼ確実に、
「壊れている可能性が高いが、責任は取りたくない」
という宣言です。
初心者が引き当てていい博打ではありません。
③ 極端に弦高が高い
「初心者なので分かりません」と書かれていても、
写真で分かるレベルの弦高はアウトです。
- 指が痛い
- 押さえられない
- 結果、挫折する
努力不足ではなく、楽器の問題です。
知識があれば4,200円でもここまで遊べるが、初心者がこれをやるのは流石に無理ゲーです。
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メルカリでギターを売る側の注意点
梱包は思っている以上に大変
ギター発送で一番面倒なのは梱包です。
- ネックに負担をかけない
- ヘッドを守る
- ボディを傷つけない
- ケースの中で動かないようにする
- 外箱を用意する
このあたりを考えないと、配送中の破損リスクがあります。
送料は意外と重い
ギターはサイズが大きいので、送料が思ったより利益を削ります。
本体価格だけ見ていると得に見えても、実際には梱包材や発送の手間も乗ります。
状態説明が甘いと揉めやすい
売るときは、
- ネック状態
- 音出し確認の有無
- ガリの有無
- 改造歴
- 傷の位置
- フレット残り
- 付属品
このあたりをできるだけ具体的に書いた方が安全です。
返品・到着後対応も想定しておく
メルカリは店のように気軽な返品前提ではありません。
だからこそ、売る側は「説明不足で揉めないこと」がかなり重要です。
メルカリ向きの人・買取店向きの人
ギターの売買で大事なのは、「どちらが正しいか」ではなく「自分に合っているか」です。
メルカリ向きの人
- 少しでも安く買いたい、または高く売りたい人
- ネックや電装系の状態をある程度見られる人
- 梱包や発送を面倒と思わない人
- 多少のトラブル対応も想定できる人
買取店・大手中古店向きの人
- 初心者
- 1本目のギターを探している人
- できるだけトラブルを避けたい人
- 届いたらすぐ弾ける状態がいい人
- 保証や返品余地が欲しい人
結局、初心者はメルカリと買取店どちらがいいのか
「安く始めたい」という目的に対して、
私が最も事故率が低いと判断しているのは、
- 大手楽器店の中古
- デジマート掲載の提携店在庫
です。
理由はシンプルで、リセールバリュー(出口)があるから。
- 個人売買の安ギター:壊れたら終わり
- 大手の中古ギター: 3万円で購入 → 1年練習 → 1.5万円で売却 = 月1,000円ちょっとのレンタル
プロが検品・調整した個体は、次に売る時も価値が残ります。
「出口戦略」まで含めると、こちらの方が圧倒的に回収効率が良い。
もちろん、挫折だけではなく「よりいいギターに買い替えたいな」って思った時も、資金にできます。
まずはここで『相場』を見てください。
メルカリの価格が本当に安いのか、判断基準ができるはずです」(有名なイシバシ楽器のHPへのリンクです)
まとめ:あなたの目的は「安く買うこと」か「弾けるようになること」か
結論として、メルカリでギターを買う・売るのはありです。
ただし初心者は、安さだけで飛びつくと失敗しやすいです。
買う側はネック状態や電装系、返品のしにくさ。
売る側は梱包、送料、状態説明、到着後対応。
このあたりまで含めて考えられるならメルカリは便利です。
逆に、不安を減らしたいなら、買取店や大手楽器店中古の方が結局は楽です。
ギターは、「安く買うため」にあるものではありません。
弾けるようになるための道具です。
もし迷ったら、「今回は見送る」という判断をしてください。
その勇気が、あなたの3万円と、本来楽しめたはずのギター人生を守ります。