
この記事の目次
結論から言うと
**LS-500DとLS-600Dの最大の違いは「トップ材の質感」と「搭載ピックアップ」**です。
1981〜82年頃のマツモク製 Aria Pro II LSシリーズは、
同じ型番でも個体差が非常に大きく、カタログスペックだけでの判断は危険です。
ただし傾向としては、
- LS-500D:標準的で実用性重視のミドルクラス
- LS-600D:外観・音が一段上の上位ミドル
という位置づけは明確です。
1. LS-500Dとは?概要と特徴まとめ
LS-500DはLSシリーズの中でも、
**当時「手が届きやすい価格帯のスタンダードモデル」**として位置づけられていました。
■ 主な特徴(1981〜82年頃)
- トップ:メイプル(比較的薄めの貼りトップが多い)
- バック:マホガニー系
- ネック:マホガニー
- 指板:ローズウッド
- PU:DiMarzio Dual Sound
- 重量:3.8〜4.2kg程度
■ 音の傾向
- 中域が素直で扱いやすい
- 高域はやや丸い
- 歪ませても破綻しにくい
「国産80sレスポールの基準点」のような存在です。
2. LS-600Dとは?概要と特徴まとめ
LS-600Dは500Dより一段上、
ミドル〜ハイクラス寄りのポジションにあたるモデルです。
■ 主な特徴(1981〜82年頃)
- トップ:質感の良いメイプル(個体によってはフレイム)
- 500Dよりトップが厚めな傾向
- PU:DiMarzio PAF / Super Distortion
- 重量:4.0〜4.5kg程度
■ 音の傾向
- レンジが広い
- サステインが伸びやすい
- クリーン〜クランチで立体感が出やすい
3. LS-500D / LS-600D 比較表
| 項目 | LS-500D | LS-600D | 解説 |
| 当時価格 | ¥50,000 | ¥60,000 | 1万円差 |
| トップ材 | ハードメイプル3P | ハードメイプル3P | カタログ表記は同じ |
| PU | ディマジオ Dual Sound | ディマジオ PAF / SD | 搭載PUが異なる |
| 重量 | 比較すると軽め | 比較すると重め | そこまで大差はない |
| 位置付け | ミドル | 上位ミドル |
4. 実物で見分けるチェックポイント
ポイント①:トップ材の厚み・質感
指板側面から見たときの立体感・木目の奥行きは600Dの方が出やすい傾向。
ポイント②:ピックアップモデル
- Dual Sound → 500D傾向
- PAF / Super Distortion → 600D傾向
ポイント③:キャパシティ内の記載
中を開けると表記がきちんとされています。

ポイント④:電装パーツ
600Dはポットや配線の質が比較的良い個体が多い。

5. 年代変遷|1981〜82年は要注意
- 1981年:仕様が比較的安定
- 1982年:仕様混在期(現物確認必須)
6. 現在の中古相場(2025年)
LS-500D
- 良品:5〜9万円
- 美品:10万円前後
LS-600D
- 良品:8〜13万円
- フレイム強:12〜15万円
7. 買うならどっち?
- 実用・安定重視 → 500D
- 音・素材・所有感 → 600D
※筆者は 1981年製のLS-600Dを実際に購入・所有しています。
購入時の判断基準や実機レビューは、以下の記事で詳しくまとめています。
→ 【リンク】LS-600D実機レビュー記事(投稿したらリンク貼りますのでcoming soon!!)
8. 手放す前に相場確認を
LSシリーズは状態・木目で1〜5万円の査定差が出ることも珍しくありません。
写真だけで査定できるサービスを使うと、相場把握に便利です。
(※ここに買取アフィ)
9. まとめ
- 違いは「トップ材・PU・密度感」
- 型番だけで判断しない
- 実物チェックが最重要
- 600Dは今後も評価が落ちにくい