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ギター比較・レビュー

Gibson SG Standard ’61とEpiphone G-310を弾き比べレビュー|本家SGと安いSGタイプはどれくらい違う?

今回は、手持ちの Gibson SG Standard ’61 2019年製 と、Epiphone G-310 White を弾き比べてみました。

SGといえば、軽量な薄いボディ、ハイポジションの弾きやすさ、そしてロックに合う歯切れの良いサウンドが魅力のギターです。

ただ、実際にSGタイプを買おうとすると、

「GibsonとEpiphoneって、実際どれくらい違うの?」
「安いSGタイプでもSGらしい音は出るの?」
「初心者ならEpiphoneでも十分?」
「Gibson SG Standard ’61は価格差分の価値がある?」

このあたりが気になると思います。

結論から言うと、Gibson SG Standard ’61は、やはり音の太さ・反応・弾き心地・所有感が明確に上です。

一方で、Epiphone G-310も「SGの見た目や軽さを安く楽しむ」という意味では、かなり面白いギターでした。

この記事では、それぞれの基本スペック、特徴、構造の違い、実際に弾き比べて感じた音の違いをレビューしていきます。


今回比較する2本

今回比較するのは、こちらの2本です。

モデル位置づけ
Gibson SG Standard ’61 2019年製Gibson USA製の本家SG。1961年頃のSGを意識したモデル
Epiphone G-310 WhiteEpiphoneの廉価SGタイプ。入門向け・中古で見かけるSGタイプ

どちらもSGタイプですが、実際にはかなり違うギターです。

見た目だけ見ると、どちらもダブルカッタウェイのSGシェイプです。

しかし、構造を見ると、

  • Gibsonはセットネック
  • Epiphone G-310はボルトオンネック
  • Gibsonはマホガニーボディ
  • G-310はアルダー系ボディとされる仕様
  • GibsonはBurstbucker 61系ピックアップ
  • G-310はセラミック・ハムバッカー

という違いがあります。

つまり、「同じSGの高い版・安い版」というより、Gibson SG Standard ’61は本家SG、Epiphone G-310はSGの雰囲気を手頃に楽しめる入門向けモデルという見方をしたほうが近いです。

Gibson SG Standard ’61 2019年製の基本スペック

実際に所持してるSGの購入当時の写真

まずは、Gibson SG Standard ’61 2019年製の基本スペックです。

項目Gibson SG Standard ’61 2019年製
ボディマホガニー
ネックマホガニー
ネックジョイントセットネック
指板ローズウッド
スケール24.75インチ
フレット数22フレット
ネックシェイプSlim Taper
ピックアップBurstbucker 61R / Burstbucker 61T
ブリッジABR-1 Tune-O-Matic
テールピースAluminum Stopbar
コントロール2Volume / 2Tone / 3Way Toggle
塗装グロス・ニトロセルロース・ラッカー

Gibson SG Standard ’61は、1961年頃のSGを意識したモデルです。

スモールピックガード、スリムなネック、マホガニーボディ、そしてBurstbucker 61系ピックアップという組み合わせで、いかにもクラシックなSGらしい仕様になっています。

個人的にこのギターの魅力は、軽いのに音がしっかりしているところです。

レスポールほど低音がドンと出る感じではありませんが、中域にしっかり芯があり、アンプから出したときに音が前に出ます。


Gibson SG Standard ’61の特徴

軽くて扱いやすい

SGの大きな魅力は、やはり軽さです。

レスポールを弾いたあとにSGを持つと、かなり楽に感じます。

ボディが薄く、抱えたときの収まりも良いです。

立って弾いても負担が少なく、長時間弾きやすいギターだと思います。

ただし、SGは構造的にネック側が重く感じやすい個体もあります。いわゆる「ネック落ち」が気になる人は、ストラップや個体の重量バランスも確認したほうがいいです。

自分の個体では極端に扱いづらいとは感じませんでしたが、SGを買うなら一応チェックしておきたいポイントです。


ハイポジションがかなり弾きやすい

SGはダブルカッタウェイなので、ハイポジションがかなり弾きやすいです。

レスポールだと少し窮屈に感じる17フレット以上のポジションでも、SGならスッと手が入ります。

ソロを弾く人や、上のポジションをよく使う人にはかなりメリットがあります。

特にGibson SG Standard ’61はネックもSlim Taperなので、握った感じもスッキリしています。

太いネックが好きな人には少し薄く感じるかもしれませんが、速いフレーズやリードを弾くにはかなり扱いやすいです。


Burstbucker 61R / 61Tの音がSGに合っている

Gibson SG Standard ’61には、フロントにBurstbucker 61R、リアにBurstbucker 61Tが搭載されています。

このピックアップは、出力が強すぎるタイプではなく、ピッキングのニュアンスが出しやすい印象です。

リアはジャキッとした歯切れがあり、ロック系のリフやバッキングにかなり合います。

フロントは甘さがありますが、レスポールのフロントほどモコモコしすぎず、SGらしい軽さと抜けがあります。

クリーンでもクランチでも使いやすく、歪ませても音が潰れにくいです。

このあたりは、安いSGタイプと比べると差が出やすいところです。


Epiphone G-310 Whiteの基本スペック

実際のEpiphone SGタイプ(G-310)の中古購入当時の写真

次に、Epiphone G-310 Whiteです。

項目Epiphone G-310 White
ボディアルダー系とされる仕様
ネックマホガニー
ネックジョイントボルトオン
指板ローズウッド
スケール24.75インチ
フレット数22フレット
ピックアップオープンコイル・ハムバッカー ×2
ブリッジTune-O-Maticタイプ
テールピースStopbarタイプ
コントロール2Volume / 2Tone / 3Way Toggle
位置づけ入門向けSGタイプ

Epiphone G-310は、現在のEpiphone SG Standardとは少し違い、より低価格帯のSGタイプという位置づけです。

一番大きな特徴は、ボルトオンネックであることです。

Gibson SGやEpiphone SG Standard系はセットネックですが、G-310はネックをボルトで固定する構造です。

この違いは、弾き心地や音にも出ます。

見た目はSGですが、構造としては本家SGとはかなり違うギターです。


Epiphone G-310の特徴

SGの見た目を安く楽しめる

G-310の魅力は、まず見た目です。

ホワイトのSGタイプはかなり存在感があります。

本家Gibsonと比べると、細部の質感や高級感は違います。

ただ、パッと見たときのSGらしさは十分あります。

「とにかくSGの形が好き」
「白いSGタイプが欲しい」
「安くSGを試してみたい」

という人には、かなり入りやすいギターです。

特に中古で安く見つかるなら、初心者用やサブギターとしては面白いと思います。


ボルトオンネックなので音は軽め

G-310はボルトオン構造。SGよりもストラトやテレキャスに近い構造になっている(シリアルから2009年製らしい)

G-310はボルトオンネックなので、Gibson SG Standard ’61のようなセットネックの一体感とは違います。

Gibsonはコードを弾いたときに、ボディとネック全体で鳴っているようなまとまりがあります。

一方でG-310は、音の立ち上がりがやや硬く、サステインや中域の粘りは控えめです。

悪く言えば、軽い印象を受けました。
しかし良く言えば、ラフで気軽に弾けるとも言えますね。


ピックアップは価格相応だが、歪ませると意外と使える

Epiphone G-310に搭載されてる実際のピックアップ

G-310のピックアップは、GibsonのBurstbucker 61と比べると、解像度や反応は控えめです。

クリーンで弾くと、音の奥行きや艶の差はわかりやすいです。

Gibsonはピッキングの強弱に対して音が細かく変化しますが、G-310はもう少し平面的に感じます。

ただ、歪ませると意外と使えます。

特に、シンプルなロックのリフやパワーコードでは、SGタイプらしい雰囲気は出ます。

「Gibsonと同じ音が出る」とは言いません。

高級感や深い鳴りを求めるとGibsonには及びませんが、セラミックタイプのハムバッカーが搭載されていることもあり、出力は結構高めです。
ネットや当時販売してた楽器屋さんなどサイトの情報によれば、フロントに650R、リアに700Tが搭載されてるらしいです。

なので歪ませてパワーコードを弾いたり、部屋で気軽にロックっぽい感じで遊ぶなら、G-310も十分楽しめます。

でも、「安いSGタイプとして楽しめる音か?」と聞かれたら、十分アリだと思います。


実際に弾き比べて感じた違い

ここからは、実際に弾き比べて感じた違いをまとめます。

動画では、できるだけ同じ条件で弾き比べています。


違い①:音の太さと密度

一番わかりやすい違いは、音の太さと密度です。

Gibson SG Standard ’61は、コードを弾いた瞬間に音に芯があります。

中域がしっかりしていて、アンプから出たときにギターの音が前に出ます。

軽いSGなのに、音が薄くならないのが良いところです。

一方でEpiphone G-310は、Gibsonと比べると音が少し軽いです。

低音の押し出しや中域の粘りは控えめで、音の芯もやや細く感じます。

ただし、これは価格差を考えると当然です。

G-310は、SGの形と雰囲気を安く楽しむギター。
Gibson SG Standard ’61は、SGの音そのものをしっかり味わうギター。

この違いは大きいです。


違い②:ピッキングへの反応

Gibson SG Standard ’61は、ピッキングの強弱が音に出やすいです。

弱く弾くと少し甘く、強く弾くとジャキッと前に出ます。

ボリュームを少し絞ったときの変化も自然で、クリーンからクランチまで手元で調整しやすいです。

一方でEpiphone G-310は、反応がやや単調です。

普通に弾く分には問題ありませんが、細かいニュアンスを出そうとするとGibsonのほうが気持ちよく反応してくれます。

初心者のうちは気になりにくいかもしれません。

ただ、ある程度弾けるようになると、Gibsonのほうが「弾いていて楽しい」と感じやすいと思います。


違い③:クリーンの気持ちよさ

クリーンでは、Gibsonのほうが明らかに気持ちいいです。

フロントピックアップで弾いたときの甘さ、ミックス時の抜け感、コードを弾いたときの分離感はGibsonが上です。

G-310もクリーンで使えないわけではありません。

ただ、Gibsonと比べると、音の立体感や倍音感は控えめです。

特にアルペジオやコードを鳴らしたときに、Gibsonは音が広がる感じがあります。

G-310はもう少し平面的で、良くも悪くもシンプルです。


違い④:歪ませたときのまとまり

歪ませると、G-310もかなり健闘します。

パワーコードやシンプルなリフを弾くと、SGタイプらしい雰囲気はちゃんと出ます。

ただし、Gibson SG Standard ’61は歪ませても音が潰れにくいです。

コードの中身が見えやすく、音の輪郭も残ります。

G-310は歪ませるとそれっぽくはなりますが、細かいニュアンスやコード感はややぼやけやすいです。

今回レビューに使ったエフェクターはこちら


違い⑤:弾き心地と所有感

弾き心地もかなり違います。

Gibson SG Standard ’61は、ネック、フレット、ボディバランス、パーツの質感にまとまりがあります。

手に持ったときに「ちゃんとしたギターを弾いている」という満足感があります。

一方でEpiphone G-310は、良くも悪くも気軽です。

細かい作りは価格相応ですが、部屋に置いておいてすぐ弾けるラフさがあります。

高級ギターのように気を使わなくていいのは、G-310のメリットです。

Gibsonは圧倒的に所有感がありますね。結構重要です笑
Epiphoneは気軽に使える、という一方所有感はやや低め。当然ですけどね。


Gibson SG Standard ’61が向いている人

Gibson SG Standard ’61は、こんな人に向いています。

  • 本家SGの音をしっかり味わいたい人
  • ロック、ブルース、ハードロックを弾きたい人
  • レスポールより軽い、かつGibsonが欲しい人
  • ハイポジションの弾きやすさを重視する人
  • クリーンから歪みまで1本で使いたい人
  • 長く使えるSGが欲しい人
  • 所有感のあるギターが欲しい人

特に、レスポールは重いけどGibsonらしい音は欲しい、という人にはかなり合うと思います。

SGは軽くて弾きやすいですが、音はしっかりGibsonです。


Epiphone G-310が向いている人

Epiphone G-310は、こんな人に向いています。

  • 安くSGタイプを試したい人
  • 初めてのエレキギターを探している人
  • 白いSGタイプが欲しい人
  • 改造ベースを探している人
  • 部屋弾き用の気軽なギターが欲しい人
  • Gibsonを買う前にSGの形が自分に合うか試したい人

G-310は、Gibson SGの代わりというより、SGタイプを安く楽しむためのギターです。

ただ、ピックアップ交換や調整をすれば、かなり遊べる素材だと思います。

中古で安く見つかるなら、改造ベースとしても面白いです。


初心者にはどっちがおすすめ?

初心者におすすめしやすいのは、価格だけで考えればEpiphone G-310です。

理由はシンプルで、安くSGタイプを試せるからです。

最初からGibson SG Standard ’61を買うのは、予算的にも少しハードルが高いです。

また、SGはボディバランスやネックの感じに好みが出るギターなので、まずは安いSGタイプで「自分に合うか」を試すのもアリです。

ただし、注意点もあります。

中古のG-310は個体差があります。

安い個体ほど、

  • ネックの反り
  • フレットの減り
  • 電装系のガリ
  • ペグの精度
  • 弦高の高さ
  • ナットまわりの弾きにくさ

このあたりは確認したほうがいいです。

初心者が中古で買う場合は、できれば楽器店で調整済みのものを選ぶほうが安心です。

逆に、すでにギターをある程度弾いていて、SGを長く使いたいならGibson SG Standard ’61がおすすめです。

弾き心地、音、所有感の差はやはり大きいです。


価格差ほどの違いはある?

正直に言うと、違いはかなりあります。

Gibson SG Standard ’61は、音の太さ、ピッキングへの反応、クリーンの艶、歪ませたときのまとまり、弾き心地、所有感のどれを取ってもG-310より上です。

ただし、価格差がそのまま初心者にもわかるかというと、そこは少し別です。

初心者が最初に弾くなら、G-310でも十分楽しいと思います。

むしろ最初から高いGibsonを買うより、まずは安いSGタイプで「SGの形が好きか」「軽いギターが合うか」を試すのはかなり現実的です。

一方で、ある程度ギターを弾いていて、SGらしい音をちゃんと味わいたいなら、Gibson SG Standard ’61はやはり強いです。

特に録音したとき、アンプで鳴らしたとき、バンドの中で弾いたときに差が出ます。


個人的な結論

今回、Gibson SG Standard ’61とEpiphone G-310を弾き比べて感じたのは、同じSGタイプでもかなり別物ということです。

Gibson SG Standard ’61は、やはり本家SGらしい完成度があります。

軽いのに音は太く、ハイポジションも弾きやすい。
クリーンでも歪みでも気持ちよく、弾いていてテンションが上がるギターです。

一方で、Epiphone G-310は価格を考えるとかなり面白いです。

Gibsonと比べると音の密度や高級感は落ちますが、SGらしい見た目と軽さを気軽に楽しめます。

特に中古で安く手に入るなら、初心者用や改造ベースとしては十分アリです。

個人的な結論としては、

SGを本気で楽しむならGibson SG Standard ’61。
SGの形を安く試すならEpiphone G-310。

という感じです。

G-310も決して悪いギターではありません。

ただ、Gibson SG Standard ’61を弾くと、やはり「本家は違うな」と感じます。

この違いが気になる方は、ぜひ動画でも音の違いを確認してみてください。

【ここにYouTube動画を再度挿入】
https://youtu.be/nn5bCso4NoQ


今回比較したギター・関連モデルを探す

【アフィリエイトリンク挿入位置⑥:記事末尾の比較リンク】

今回紹介したGibson SG Standard ’61やEpiphone SGタイプは、中古市場でも比較的探しやすいモデルです。

ただし、SGは個体差や重量バランス、ネック状態の影響が大きいギターです。

特に中古で買う場合は、

  • ネックの反り
  • フレット残り
  • 電装系の状態
  • ネック折れ修理歴
  • ヘッド周りのクラック
  • 弦高
  • 重量バランス

このあたりは確認しておきたいです。


まとめ

Gibson SG Standard ’61とEpiphone G-310を弾き比べてみると、価格差だけでなく、構造や音の方向性にも大きな違いがあると感じました。

Gibson SG Standard ’61は、本家SGらしい音、弾き心地、所有感をしっかり味わえるギターです。

一方で、Epiphone G-310は、SGタイプを安く楽しむには十分面白いギターです。

どちらが正解というより、

  • 長く使う本命SGが欲しいならGibson SG Standard ’61
  • まず安くSGタイプを試したいならEpiphone G-310

という選び方が良いと思います。

特に初心者の場合は、いきなり高いギターを買うより、まずはSGの形や弾き心地が自分に合うかを試すのもアリです。

ただ、SGらしい音をしっかり楽しみたいなら、やはりGibson SG Standard ’61はかなり魅力的な1本でした。

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