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安いセミアコが欲しかった理由(正直な話)
セミアコって、ずっと「いいな」と思ってました。
クリーンで弾いたときの立体感とか、
コードを鳴らしたときの空気感とか。
ただ、いざ探すと──
Epiphone などの定番モデルは 3万〜4万円以上。
「ちょっと試したい」
「自分に合うか分からない」
その段階でこの価格は、正直ちょっと重い。
そんなときに見つけたのが
2万7千円の Vantage 635V でした。

Vantage 635Vとは?ざっくりモデル解説
Vantage(ヴァンテージ)は、80〜90年代に存在したブランドで、作りは結構良さげ。
この 635V はいわゆる ES-335タイプのセミアコ。
- センターブロックありのセミホロウ構造
- ハムバッカー ×2
- 王道の2Vol / 2Tone / 3Way
「ちゃんとセミアコとして成立している設計」なのがポイント。
Vantage 635Vについて調べていると、「Samick工場製では?」 という話をよく見かけます。
Samickは90年代の韓国で、EpiphoneやSquierなども手がけていた大手OEMメーカー。
この635Vも、
- 同時期の韓国製セミアコと構造が近い
- 仕上げやパーツの雰囲気が似ている
といった点から、
Samick製(もしくは関係工場)と考える人が多いようです。
ただし、メーカー公式の明言はないため、ここはあくまで 有力な説のひとつ として捉えるのが妥当だと思います。
個人的には、「だから音が良い」ではなく、
「少なくとも“怪しい作りではない”と判断できる材料」として受け止めました。
スペック(参考)
※個体差あり/実機ベース+メーカー情報まとめ
- ボディ:ラミネートメイプル(セミホロウ)
- ネック:セットネック
- 指板:ローズウッド
- スケール:約24.75インチ
- PU:ハムバッカー ×2
- コントロール:2Vol / 2Tone / 3Way
- 重さ:やや重め(セミアコとしては標準〜やや上)
ちなみにピックアップは表記がないものでした。

実際の音はどうだった?【正直レビュー】
結論から言います。
「普通に、かなり良い」です。
フロント
- 太くて甘い
- クリーンでコードが気持ちいい
リア
- 思ったよりシャープ
- ロックやブルースでも問題なし
ミックスポジション(ここが一番)
これが想像以上に良かった。
- 抜けがいい
- こもらない
- クリーン〜軽いクランチが最高
正直、
「あ、セミアコ欲しかった理由これだ」
って思いました。
新品セミアコ(エピフォン等)と比べてどう?
新品の安心感・作りの均一さで言えば、
恐らく現行モデルのほうが上です。
ただ、
- 価格差:1万〜2万円以上
- 音の方向性:大きくは変わらない
- 「セミアコ体験」は十分できる
という点を考えると、
「最初の1本」「試す1本」としてはVantage 635Vはかなりアリ。
安いセミアコを選ぶときの注意点
これはセミアコに限ったことではないですが、大事なので、正直に書きます。
- 個体差が大きい(中古前提)ので、触ってみる
- フレット減り・ガリがないかなど電装チェック必須
- ネックの反りとかを確認する(抑えにくくないか)
安い=何も考えず買ってOKではない
でも逆に言えば、ここをチェックできる人なら“当たり”を引ける。

結論:安いセミアコ、アリか?
✔ セミアコに興味がある
✔ いきなり4万円以上は出したくない
✔ クリーン〜クランチ中心
この条件なら、
2万円台のセミアコ、全然アリです。
Vantage 635Vは
「安いから妥協」じゃなく
「安いのにちゃんと楽しい」一本でした。
この音が好きなら
もし、セミアコの空気感が好きなら、
今新品で選ぶならこの辺も候補になります。