Bacchusのテレキャスタータイプ、BTC-1を買ったのは、安いテレキャスターを何本か触ってみたかったからです。
手に入れた時の価格は2万円台。同じ頃にPLAYTECH TL250も持っていたので、値段が違うと何が変わるのかを家でそのまま比べられました。
結局、BTC-1は1年以上ほぼノーメンテで使っています。派手なギターではないのに、弾くたびに「これでいいな」と思える。そんな一本でした。
BTC-1は、当時のBTE-1にボディの縁取りを足したモデルです。僕が使っているのはBTC-1ですが、今この系統を新品で探すならBTE-1を見れば、だいたい近いところに着地すると思います。手元のBTC-1を1年以上使った話と、当時のBTE-1との違いをまとめます。
この記事の目次
BTC-1とBTE-1のスペック
買う前は、BTC-1とBTE-1で中身もかなり違うのかなと思っていました。実際は基本スペックが同じで、BTC-1にはボディの縁にバインディングが入ります。
僕のBTC-1Rと同時期のBTE-1Rを並べると、違いはほぼここです。
| 項目 | BTC-1R | BTE-1R |
|---|---|---|
| ボディ | ポプラ | ポプラ |
| ネック | メイプル | メイプル |
| 指板 | ローズウッド | ローズウッド |
| スケール / フレット | 25.5インチ / 22F | 25.5インチ / 22F |
| ピックアップ | オリジナル・シングルコイル x2 | オリジナル・シングルコイル x2 |
| ブリッジ | TEタイプ | TEタイプ |
| コントロール | 1Vol / 1Tone / 3Way | 1Vol / 1Tone / 3Way |
| 見た目の違い | ボディのバインディングあり | バインディングなし |
現行のBTE-1-RSM/Mはローステッドメイプルのネックと指板になっていて、当時のBTE-1と完全に同じではありません。
それでも、シングル2基のテレキャスタータイプで、1Vol・1Tone・3Wayという基本の作りは同じです。
今はBTE-1を候補に入れていいと思います。
BTC-1を買って最初に思ったこと
握ってまず良かったのは、ネックでした。
ネックは薄めで、表面はさらっとした手触りです。
太いネックが苦手な僕でも握り込みやすくて、コードを押さえている時に変な引っかかりがありません。
ボディも比較的軽くて、構えた時に変に重いとは感じませんでした。
安いギターだと、フレットの端が痛かったり、チョーキングで引っかかったり、指板の滑りがいまひとつだったりします。
BTC-1ではそういうところが特に気になりませんでした。
弾き心地だけなら、昔触ったFender Mexicoの安いモデルとそこまで大きな差は感じなかったです。

1年以上使って残った印象
大きく困るところが出ていない
買ってから1年以上使っていますが、特に不具合が起きることはありませんでした。
出した時に「まず調整からか」となることもなく、そのまま弾けています。
フレットまわりも気になりにくい
安いテレキャスターを比べた時、フレットの端の処理は触った瞬間に差が出やすいところでした。
BTC-1は、少なくとも僕の個体では、弾いていて手が止まるような荒さは感じませんでした。
ここは写真のスペック表では分からないので、実物を触った時に気にしている部分です。
テレキャスターらしい音はちゃんと出る
音作りもしやすいです。特に、ジャキっと歪ませていく時の感じが気持ちいいです。
細かく言い出すといろいろありますが、弾いていて音を作りやすい。僕はそこが一番使い続ける理由になっています。
BTC-1でジャキっと歪ませてみた
PLAYTECH TL250と比べてどうだったか
同じテレキャスタータイプでも、TL250は「とにかく安く始める」ための一本、BTC-1は「買ってから普通に弾き続ける」ための一本という感じでした。
| PLAYTECH TL250 | Bacchus BTC-1 | |
|---|---|---|
| 買った時の印象 | 安さが先に来る | 全体のまとまりが残る |
| 向いている人 | 調整や改造も楽しみたい人 | まず弾きやすい一本が欲しい人 |
| 僕が気にしたところ | フレット、個体差、調整状態 | ネックの触り心地、価格 |
TL250を否定したいわけではありません。
中古で5,000円ほどで買って遊べたのは、あの安さがあったからです。
最初の一本で、調整のことまで考える余裕がないなら、僕はBTC-1側を選びやすいです。
2本を並べて弾いた動画は、比較記事に置いています。音だけでなく、見た目や手元の感じも気になる人はそちらも見てみてください。
PLAYTECH TL250とBacchusのテレキャスターを実際に比べた記事
BTC-1で気になったところ
正直、音や弾き心地で大きく困るところはありませんでした。
あえて言うなら、ヘッドロゴです。
Fenderに憧れてテレキャスターを探している人だと、少しイメージが違うと感じるかもしれません。

バッカスはmomoseのような上位ラインもあるメーカーです。Fenderの形をそのまま求めるより、日本のハイエンド寄りの空気が好きな人にはむしろ近いかなと思います。
僕はネックの感触を優先したかったので、そこは気になりませんでした。
今から探すなら、現行モデルと中古を分けて考える
BTC-1と当時のBTE-1は、バインディング以外の基本スペックが同じです。
今売られているBTE-1-RSM/Mはネックがローステッドメイプルに変わっています。
新品ならBTE-1の色と仕様を見て決める。
中古のBTC-1なら、ネック、フレット、弦高、電装系を見てから決めたらいいと思います。
現行のBTE系を探すなら、色やセット内容も見ながら決めると選びやすいです。
中古ギターを受け取った直後に見る場所は、中古ギターを買った後に最初に確認することにまとめています。
Bacchus全体の評判や、初心者が選ぶ時の考え方は、Bacchusギターは初心者にどう?の記事も参考になります。
BTC-1の見た目をレビューした動画
まとめ
BTC-1は、安いテレキャスターを探していても、安さだけでは選びたくない人に合う一本でした。
僕の個体では、ネックのさらっとした感じと、フレットまわりの違和感の少なさが良かったです。1年以上使っても大きな不満が出ていないのも、最初の印象どおりでした。
「いずれ改造もしてみたいから、とにかく安く」が先ならTL250。「買ってからすぐ弾きたい」が先ならBTC-1のようなBacchusのテレキャスターを見てみる。この選び方なら、迷いは減ると思います。