メルカリでギターを探すと、店頭より安く見える個体がたくさん出てきます。
「この値段なら買ってみたい」と思う一方で、
- ネックが反っていたらどうしよう
- 音が出なかったらどうしよう
- 写真ではきれいだけど、実物は違うかもしれない
- 初心者がメルカリでギターを買うのは危ないのでは?
と不安になる人も多いと思います。
先に結論から言うと、メルカリでギターを買うこと自体がやばいわけではありません。
ただし、メルカリは「安く買える可能性」と「状態を自分で見極める必要」がセットになっています。
僕自身、メルカリでギターを購入した経験は今のところありません。
ただ、安い中古ギターやジャンク寄りのギターを触ってきた経験から言うと、ギターは写真だけでは分かりにくいポイントが多い楽器です。
ネックの状態、電装系、フレット、弦高、改造歴などは、実際に触ってみないと判断しにくい部分もあります。
この記事では、メルカリで中古ギターを買う前に確認したいポイントを、出品者を悪く言うのではなく「失敗を避けるチェックリスト」として整理します。
初心者の方はもちろん、久しぶりにギターを買う人にも役立つ内容にします。
この記事の目次
- 1 先に結論:メルカリのギターはあり。ただし初心者は慎重に
- 2 メルカリでギターを買うのが「やばい」と言われる理由
- 3 メルカリで中古ギターを買う前のチェックリスト
- 4 メルカリで買ったギターが届いたら確認するポイント
- 5 初心者は避けた方がよいメルカリのギター出品パターン
- 6 メルカリでギターを買うのが向いている人
- 7 メルカリでギターを買うのが向いていない人
- 8 中古ギターは買った後の調整も考えておく
- 9 メルカリでギターを買うなら一緒に用意したいもの
- 10 それでもメルカリでギターを買うメリットはある
- 11 初心者なら「中古1万円」と「新品2万円」も比較したい
- 12 安いギターで後悔する人・しない人
- 13 まとめ:メルカリのギターはやばいのではなく、確認不足がリスク
先に結論:メルカリのギターはあり。ただし初心者は慎重に
メルカリの中古ギターは、うまく選べばお得に買えることがあります。
使わなくなったギターを個人が安く出していたり、タイミングによっては楽器店より安く出ていたりすることもあるからです。
一方で、楽器店の中古品と比べると、状態確認は自分で行う必要があります。
特に注意したいのは、
- ネックの反り
- フレットの減り
- 電装系の不具合
- 改造歴
- パーツ欠品
- 梱包状態
- 返品やトラブル時の対応
あたりです。
写真ではきれいに見えても、届いてから「弦高が高すぎる」「音が出ない」「チューニングが合わない」と気づくこともあります。
なので、メルカリでギターを買うなら、安さだけで判断せず、確認できる情報がどれだけあるかを見るのが大事です。
メルカリでギターを買うのが「やばい」と言われる理由

メルカリのギターが「やばい」と言われる理由は、メルカリそのものが悪いというより、ギターという商品の性質にあります。
ギターは、見た目だけでは状態が分かりにくい楽器です。
服や本のように、写真だけである程度判断しやすいものとは違って、ギターは弾いてみないと分からない部分が多いです。
たとえば、
- ネックが反っていないか
- 弦高が極端に高くないか
- フレットが極端に減っていないか
- 音詰まりがないか
- ピックアップから音が出るか
- ボリュームやトーンにガリがないか
- オクターブチューニングが合うか
こういった部分は、写真だけでは判断しにくいです。
もちろん、出品者が丁寧に説明してくれている場合もあります。
ただ、出品者自身がギターに詳しくないケースもあります。
その場合、悪意がなくても「問題ないと思って出品したけど、実際には調整が必要だった」ということが起こる可能性があります。
だからこそ、メルカリでギターを買うときは、出品者を疑うというより、確認不足によるズレを減らす意識が大事です。
メルカリで中古ギターを買う前のチェックリスト

ここからは、メルカリで中古ギターを買う前に見ておきたいポイントを整理します。
全部を完璧に確認できる出品ばかりではありません。
ただ、情報が多いほど判断しやすくなります。
初心者の方は、最低でも「音出し確認」「ネック状態」「写真の多さ」は見ておきたいです。
写真で確認したいこと
まず写真で見たいのは、ギター全体の状態です。
最低限、以下の写真があると安心です。
- 正面全体
- 裏面全体
- ヘッド表
- ヘッド裏
- ネックの横
- 指板とフレット
- ブリッジ周辺
- ジャック周辺
- 傷や打痕のアップ
- 付属品
特に見たいのは、ネックとヘッド周りです。
ネックが大きく反っていないか、ヘッドに割れや補修跡がないかは確認したいところです。
レスポールタイプやSGタイプなど、ヘッド角があるギターは、ヘッド折れ修理歴がないかも見ておきたいです。
もちろん、写真だけで完全には判断できません。
ただ、写真が少なすぎる出品は、初心者には少し難しいです。
気になる場合は、購入前に追加写真をお願いするのもありです。
説明文で確認したいこと
写真と同じくらい大事なのが説明文です。
説明文では、以下を確認します。
- 音出し確認済みか
- ガリやノイズがあるか
- ネックの反りについて記載があるか
- フレット残りについて記載があるか
- トラスロッドの余裕について記載があるか
- 改造やパーツ交換の有無
- いつ頃購入したものか
- 保管環境
- 付属品
- 発送方法
- 梱包方法
初心者の場合、「詳しいことは分かりません」「動作未確認です」と書かれている出品は慎重に見た方がいいです。
もちろん、それだけで悪い出品という意味ではありません。
ただ、状態が分からない分、届いてから調整や修理が必要になる可能性があります。
逆に、説明文に以下のような情報があると判断しやすいです。
- アンプにつないで音出し確認済み
- セレクター、ボリューム、トーン動作確認済み
- ネックはほぼストレート
- 弦高は12フレットで○mm程度
- フレットは主観で○割程度
- 改造歴なし、または交換パーツ明記
- 梱包はギター用ダンボール使用予定
ここまで書かれていると、かなり判断材料が増えます。
初心者が慎重に見たい表現
メルカリのギター出品で、初心者が慎重に見たい表現もあります。
たとえば、
- 動作未確認
- ジャンク
- 詳しいことは分かりません
- 写真で判断してください
- ノークレーム・ノーリターン
- 現状品
- 格安出品
このあたりです。
もちろん、これらの表現があるから必ずダメという意味ではありません。
ギターに詳しい人なら、あえてジャンク品を買って直したり、改造ベースにしたりする楽しみ方もあります。
ただ、初心者が最初の1本として買う場合は別です。
届いてすぐ弾きたいなら、動作未確認やジャンク扱いのギターは避けた方が安心です。
メルカリで買ったギターが届いたら確認するポイント

メルカリでギターを買ったら、届いてすぐに状態を確認しましょう。
受け取り評価をする前に、最低限以下は見ておきたいです。
- 外装に大きな破損がないか
- ネックに大きな反りがないか
- チューニングできるか
- アンプにつないで音が出るか
- ピックアップ切り替えができるか
- ボリュームとトーンが効くか
- 変なノイズが出ないか
- 弦高が極端に高くないか
- 音詰まりがないか
- 付属品が説明通りか
ここで大事なのは、確認が終わる前に受け取り評価をしないことです。
ただし、細かい傷や中古品として自然な使用感まで過度に問題視するのは避けた方がいいです。
説明文や写真と明らかに違う点があるか。
演奏に支障がある不具合があるか。
このあたりを冷静に確認するのが大事です。
初心者は避けた方がよいメルカリのギター出品パターン

ここでは、初心者が特に避けた方がよい出品パターンを整理します。
メルカリでギターを買うこと自体はありです。
ただし、最初の1本で以下のような出品を選ぶと、届いてから困る可能性があります。
1. 動作未確認
「動作未確認」は、音が出るか分からないという意味です。
ギターに詳しい人なら、修理前提で買うこともあります。
ただ、初心者が最初の1本として選ぶにはリスクが高めです。
特に、アンプにつないだときに音が出ない場合、原因はいろいろあります。
- ジャック不良
- ピックアップ不良
- セレクター不良
- ポットの不具合
- 配線切れ
- はんだ不良
軽い接触不良で済むこともありますが、初心者が原因を切り分けるのは簡単ではありません。
2. ジャンク扱い
ジャンク品は、基本的に修理や調整が必要な前提で考えた方がいいです。
「安いから」と飛びつくと、結局リペア代やパーツ代がかかることがあります。
自分で直したい人には面白いですが、すぐ弾きたい初心者にはあまり向きません。
ジャンクギターは、楽しめる人にはかなり楽しいジャンルです。
でも、初めての1本としてはおすすめしにくいです。
3. 写真が少なすぎる
写真が1〜2枚しかない出品は、状態判断が難しいです。
特に、
- ネック
- フレット
- ヘッド
- ブリッジ
- ボディ裏
- 傷や打痕
あたりの写真がない場合は、追加写真をお願いした方が安心です。
写真が少ないから悪い出品というわけではありません。
ただ、初心者ほど判断材料が多い出品を選んだ方が失敗しにくいです。
4. 説明文が短すぎる
「中古です」「写真で判断してください」だけだと、確認できる情報が少なすぎます。
出品者がギターに詳しくない可能性もあるため、初心者ほど慎重に見た方がいいです。
できれば、
- 音出し確認済みか
- ネック状態
- フレット残り
- ガリやノイズ
- 付属品
- 梱包方法
くらいは書かれている出品の方が安心です。
5. 極端に安い
相場よりかなり安い出品には、理由があることもあります。
もちろん掘り出し物の可能性もあります。
ただ、安い理由が説明されていない場合は、傷、不具合、欠品、改造歴などを確認した方がいいです。
「安いから買う」ではなく、
「安い理由が分かったうえで買う」方が後悔しにくいです。
メルカリでギターを買うのが向いている人
メルカリでギターを買うのが向いているのは、ある程度自分で状態を判断できる人です。
たとえば、
- 中古ギターに慣れている
- ネックや弦高をある程度見られる
- 軽い調整なら自分でできる
- 少しのガリや弦高調整を許容できる
- 掘り出し物を探すのが好き
- 多少のリスク込みで安く買いたい
こういう人には、メルカリはかなり面白い選択肢になります。
自分で弦交換や簡単な調整ができる人なら、多少状態が荒いギターでも楽しめる可能性があります。
安いギターや中古ギターには、独特の面白さがあります。
ただし、初心者に対して「とにかくメルカリで安く買えばOK」とは言いにくいです。
安さとリスクのバランスを理解して買うのが大事です。
メルカリでギターを買うのが向いていない人
逆に、以下のような人は、メルカリよりも楽器店や新品の方が安心です。
- 初めての1本を買う
- ギターの状態を見てもよく分からない
- 届いたらすぐ問題なく弾きたい
- 調整や修理にお金をかけたくない
- 出品者とのやり取りが不安
- 返品やトラブル対応を避けたい
- ネック反りやフレット減りの判断ができない
特に初めての1本であれば、楽器店の入門セットや、状態確認済みの中古を選んだ方が安心なことも多いです。
メルカリがダメというより、初心者ほど「買った後に困らないこと」を優先した方がいいです。
安く買えたとしても、調整費や修理費がかかれば、結果的に新品や楽器店中古より高くなることもあります。
中古ギターは買った後の調整も考えておく
中古ギターは、買って終わりではありません。
届いた後に、
- 弦交換
- チューニング
- 弦高調整
- オクターブチューニング
- ネック調整
- 接点洗浄
などが必要になることがあります。
特に古い弦が張られたまま届いたギターは、まず弦交換した方がいいです。
また、オクターブチューニングが合っていないと、開放弦では合っているのに、ハイポジションで音程がズレることがあります。
このあたりは、関連記事で詳しく解説しています。
内部リンク候補:
→ オクターブチューニング記事
初心者の場合は、最初から完璧に調整しようとしなくても大丈夫です。
ただ、「中古ギターは多少の調整が必要なことがある」と知っておくだけで、届いた後に慌てにくくなります。
メルカリでギターを買うなら一緒に用意したいもの

メルカリで中古ギターを買う場合、本体だけでなく、最低限の周辺用品も用意しておくと安心です。
特に用意しておきたいのは以下です。
- 弦
- チューナー
- ニッパー
- ドライバー
- クロス
- 接点復活剤
中古ギターは、弦が古い状態で届くこともあります。
まず弦交換を前提にしておくと、届いてから慌てにくいです。
また、チューナーは必須です。
スマホアプリでも簡易的には使えますが、ギターを続けるならクリップチューナーやペダルチューナーがあると便利です。
ドライバーやニッパーも、弦交換やちょっとした調整で使うことがあります。
ただし、ネック調整や電装系の修理に不安がある場合は、無理に自分で作業せず、楽器店やリペアショップに相談した方が安心です。
弦の交換はいろんな種類の工具があるので、自分で使いやすいと思えるものを用意しておきましょう。
チューナーも、最近はスマホアプリもありますが、クリップチューナーが手軽かつ精度が高いのでおすすめです。
それでもメルカリでギターを買うメリットはある
ここまで注意点を書きましたが、メルカリでギターを買うメリットもあります。
- 楽器店より安く買えることがある
- 珍しいモデルが出ることがある
- 近場では見つからないギターを探せる
- 予算内で選択肢が増える
- 改造ベースや練習用ギターを探しやすい
特に、ある程度ギターに慣れてくると、メルカリはかなり楽しい選択肢になると思います。
安いギターを買って、自分で調整したり、パーツ交換したり、音の変化を試したりする楽しみもあります。
ちなみに、僕はメルカリ購入ではありませんが、実際に安い中古ギターを手に入れて調整・確認したことがあります。
安いギターでも、状態を見て手を入れれば意外と楽しめることがあります。
その実例として、4,200円で入手したBUSKER’S BST-2Hについてはこちらで詳しく書いています。
安いギターでも、ちゃんと調整すれば使えます。
ただし、それは「状態を見て、必要な調整をする」前提です。
初心者が何も分からないまま買うのとは、少し話が違います。
初心者なら「中古1万円」と「新品2万円」も比較したい
初心者が悩みやすいのが、安い中古にするか、少し足して新品にするかです。
たとえば、中古で1万円前後のギターを買う場合、状態によっては弦交換や調整が必要になることがあります。
一方、新品2万円台のギターなら、最低限すぐ弾ける状態で届く可能性が高く、初期不良対応もしやすい場合があります。
もちろん、すべての新品が完璧という意味ではありません。
ただ、初心者にとっては「困った時に相談しやすいか」「最初から大きな不具合がないか」はかなり大事です。
メルカリで安く買うのが正解な人もいます。
でも、最初の1本なら、新品や楽器店中古の安心感もかなり大きいです。
安いギターで後悔する人・しない人
安いギターが悪いわけではありません。
ただ、安いギターで後悔する人と、満足できる人には違いがあります。
後悔しやすいのは、
- 見た目だけで選ぶ
- 状態を確認しない
- 調整費を考えていない
- 届いたらすぐ完璧に弾けると思っている
- 不具合があった時に対応できない
こういうパターンです。
逆に、後悔しにくいのは、
- 安い理由を理解している
- 必要なら弦交換や調整をする
- 傷や使用感を許容できる
- 目的を決めて買っている
- 失敗も含めて学びにできる
という人です。
メルカリの中古ギターも同じです。
「安いから買う」ではなく、「この状態なら買ってもいい」と判断できるかが大事です。
まとめ:メルカリのギターはやばいのではなく、確認不足がリスク

メルカリでギターを買うこと自体がやばいわけではありません。
ただし、写真や説明文だけで判断する以上、楽器店で買うより確認すべきポイントは多くなります。
特に初心者は、
- 動作未確認
- ジャンク扱い
- 写真が少ない
- 説明文が短い
- 極端に安い
- ネックや音出しの記載がない
こういった出品には慎重になった方がいいです。
メルカリでギターを買うなら、安さだけで決めず、状態・説明・出品者の対応・届いた後の確認まで含めて判断しましょう。
不安が大きい場合は、楽器店の中古や新品を選ぶのも普通にありです。
大事なのは、どこで買うかよりも、買った後にちゃんと弾ける状態かどうか。
メルカリは、うまく使えばお得で楽しい選択肢です。
ただし、初心者ほど「確認してから判断する」ことを忘れないようにしたいです。